原油高・中東情勢悪化は半導体株にどう波及するのか【後編】

KZ 著
令和8(2026)年4月20日

 【前編】では、原油高・中東情勢悪化が半導体株にどのような下押し圧力を与え得るのかを整理しました。そこでは、半導体セクターが単なる「ハイテク」や「成長株」ではなく、エネルギー・化学材料・金利・需要・物流といった複数の要因に同時にさらされる複合的な産業であることを確認しました。その意味で、ショック局面でSOXやナスダック100が下落したこと自体には十分な合理性があるといえるでしょう。

 ですが実際の市場では、その後SOXやナスダック100は大きく戻しています。しかも、原油価格(WTI)そのものがショック前の水準へ明確に戻ったとは言い難い中で、株式市場は先に持ち直しており、むしろ過去最高値を更新する勢いがあります【図表1】。ですので、本レポートでは前後編を通して、「原油高・中東供給不安ショックがなお残るなかで、なぜ市場は半導体株を買い戻したの

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